Journals
西山勇毅, 柿野優衣, 中縁嗣, 野田悠加, 羽柴彩月, 山田佑亮, 佐々木航, 大越匡, 中澤仁, 森将輝, 水鳥寿思, 塩田琴美, 永野智久, 東海林祐子, 加藤貴昭
感染症流行時におけるスマートフォンを用いた 大学生の身体活動量分析 Journal Article
In: 情報処理学会論文誌 [特集:ユビキタスコンピューティングシステム(X)], 62 (10), pp. 1630–1643, 2021.
@article{nishiyama2021_sfcgo_ipsj,
title = {感染症流行時におけるスマートフォンを用いた 大学生の身体活動量分析},
author = {西山勇毅 and 柿野優衣 and 中縁嗣 and 野田悠加 and 羽柴彩月 and 山田佑亮 and 佐々木航 and 大越匡 and 中澤仁 and 森将輝 and 水鳥寿思 and 塩田琴美 and 永野智久 and 東海林祐子 and 加藤貴昭},
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doi = {10.20729/00213189},
year = {2021},
date = {2021-10-01},
urldate = {2021-10-01},
journal = {情報処理学会論文誌 [特集:ユビキタスコンピューティングシステム(X)]},
volume = {62},
number = {10},
pages = {1630--1643},
abstract = { 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な感染拡大にともない,多くの大学ではキャンパス内での感染予防のために,キャンパスの封鎖とインターネット越しに授業を配信するオンライン授業が導入され,学生たちは自宅から授業に参加している.このような在宅中心の新しい生活様式は,感染予防効果が見込める一方で,運動不足による二次的な健康被害が懸念される.新しい生活様式における大学生の身体活動の実態,特に学生の属性や時間帯ごとの身体活動量とその内容を明らかにすることは,二次的な健康被害を予防するうえで必要不可欠である.そこで本研究では,日常生活中の身体活動データ(歩数と6種類の行動種別)を大学生が所有するスマートフォンを用いて自動収集し,大学生の身体活動量を明らかにする.身体活動データは,必修の体育授業を履修する大学1年生305名から10週間収集した.その結果,通学(7時から10時)や教室での授業,課外活動(11時から24時)の時間帯における歩数の減少と静止時間の長時間化が明らかになった.本結果は,新しい生活様式における大学生活が平日の身体活動量の低下を招く可能性を示唆する.
With the spreading of the new coronavirus infection (COVID-19) worldwide, several universities have closed their campuses to prevent the spread of infection. Consequently, university classes are being held over the Internet, and students attend these classes from their homes. While the COVID-19 pandemic is expected to be prolonged, the online-centric lifestyle has raised concerns about secondary health issues caused by reduced physical activity (PA). However, the actual status of PA among college students has not yet been examined in Japan. Hence, in this study, we collected daily PA data (including the data corresponding to the number of steps taken and the data associated with six types of activities) by employing off-the-shelf smartphones and thereby analyzing the PA changes of college students. The PA data were collected over a period of ten weeks from 305 first-year college students who were attending a mandatory class of physical education at the university. The obtained results indicate that the decrease in commuting time (7 AM to 10 AM), classroom time, and extracurricular activity time (11 AM to 12 AM) has led to a decrease in PA on weekdays owing to reduced unplanned exercise opportunities. The results suggest that college life in an online-centric lifestyle may lead to a decrease in PA on weekdays.},
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pubstate = {published},
tppubtype = {article}
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With the spreading of the new coronavirus infection (COVID-19) worldwide, several universities have closed their campuses to prevent the spread of infection. Consequently, university classes are being held over the Internet, and students attend these classes from their homes. While the COVID-19 pandemic is expected to be prolonged, the online-centric lifestyle has raised concerns about secondary health issues caused by reduced physical activity (PA). However, the actual status of PA among college students has not yet been examined in Japan. Hence, in this study, we collected daily PA data (including the data corresponding to the number of steps taken and the data associated with six types of activities) by employing off-the-shelf smartphones and thereby analyzing the PA changes of college students. The PA data were collected over a period of ten weeks from 305 first-year college students who were attending a mandatory class of physical education at the university. The obtained results indicate that the decrease in commuting time (7 AM to 10 AM), classroom time, and extracurricular activity time (11 AM to 12 AM) has led to a decrease in PA on weekdays owing to reduced unplanned exercise opportunities. The results suggest that college life in an online-centric lifestyle may lead to a decrease in PA on weekdays.
Inproceedings
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Domestic Conference
王振博, 田谷昭仁, 加藤貴昭, 瀬崎薫, 西山勇毅
学生アスリートの行動データを用いた心身のストレス・回復状態の検知に向けて:行動データと心理尺度との関係分析 Conference Award
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI), 2023-UBI-80 , 2023.
@conference{ubi80_alife,
title = {学生アスリートの行動データを用いた心身のストレス・回復状態の検知に向けて:行動データと心理尺度との関係分析},
author = {王振博 and 田谷昭仁 and 加藤貴昭 and 瀬崎薫 and 西山勇毅},
year = {2023},
date = {2023-11-01},
urldate = {2023-11-01},
booktitle = {研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)},
volume = {2023-UBI-80},
pages = {1 - 8},
abstract = {競技と学業の両立を目指す学生アスリートにとって,自らの心身の心理的ストレスと回復状況の精緻
な把握は極めて重要である.既存研究においては,身体活動や心身健康の調査は主に主観的な報告に依存
しており,持続的で客観的なデータのサポートが不足しているため,ある程度の偏りと制限性が存在する.
さらに,学生アスリートの特有のニーズやライフスタイルに対する研究は相対的に不足している.そこで
本研究では,スマートフォン・ウェアラブルデバイスに搭載されたセンサを活用して,学生アスリートの競
技中の行動データを途切れることなく継続的に追跡する.多角的なデータ分析を通じて,学生アスリート
の行動データと心身のストレス・回復状態との関連性を分析する.また,競技中のアスリートの運動量,各
睡眠ステージの時間,各異なる時間帯のデータと心身のストレス・回復状態との関連性を詳細に分析する.},
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pubstate = {published},
tppubtype = {conference}
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な把握は極めて重要である.既存研究においては,身体活動や心身健康の調査は主に主観的な報告に依存
しており,持続的で客観的なデータのサポートが不足しているため,ある程度の偏りと制限性が存在する.
さらに,学生アスリートの特有のニーズやライフスタイルに対する研究は相対的に不足している.そこで
本研究では,スマートフォン・ウェアラブルデバイスに搭載されたセンサを活用して,学生アスリートの競
技中の行動データを途切れることなく継続的に追跡する.多角的なデータ分析を通じて,学生アスリート
の行動データと心身のストレス・回復状態との関連性を分析する.また,競技中のアスリートの運動量,各
睡眠ステージの時間,各異なる時間帯のデータと心身のストレス・回復状態との関連性を詳細に分析する.
西山勇毅, 加藤貴昭, 瀬崎薫
パッシブモバイルセンシングを用いた学生アスリートのコンディション検知に向けた基礎調査 Conference
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI), 2023-UBI-78 , 2023.
@conference{ubi78_nishiyama,
title = {パッシブモバイルセンシングを用いた学生アスリートのコンディション検知に向けた基礎調査},
author = {西山勇毅 and 加藤貴昭 and 瀬崎薫},
url = {http://id.nii.ac.jp/1001/00225966/},
year = {2023},
date = {2023-05-24},
urldate = {2023-05-24},
booktitle = {研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)},
volume = {2023-UBI-78},
pages = {1 - 8},
abstract = {学生アスリートにとって心身のストレスとその回復状態を手軽に認識できることは,競技と学業生活を健康に過ごす上で非常に重要である.既存研究では,アンケート調査や血液検査,高性能な生体センサを用いて心身のストレス状態の計測が行われているが,計測負荷が大きく継続利用は難しい.そこで本研究では,市販のスマートフォン・ウェアラブルデバイスに搭載されたセンサを活用し,低負荷にアスリートのコンディションを検出するシステムを開発する.特に本稿では,アスリートのコンディション検知に向けて,データ収集基盤の設計と実装する.さらにデータ収集実験を実施し,収集データからコンディション検知に機構に向けた基礎的な調査を行う.},
keywords = {},
pubstate = {published},
tppubtype = {conference}
}
日隈壮一郎, 西山勇毅, 瀬崎薫
GPS 信号受信状態を用いた紫外線量推定手法の検討 Conference Award
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム (UBI), 2020-UBI-66 (5), 情報処理学会, 2020, ISSN: 2188-8698.
@conference{higuma2020_ubi66,
title = {GPS 信号受信状態を用いた紫外線量推定手法の検討},
author = {日隈壮一郎 and 西山勇毅 and 瀬崎薫},
url = {http://id.nii.ac.jp/1001/00204523/},
issn = {2188-8698},
year = {2020},
date = {2020-05-18},
urldate = {2020-05-18},
booktitle = {研究報告ユビキタスコンピューティングシステム (UBI)},
journal = {研究報告ユビキタスコンピューティングシステム (UBI)},
volume = {2020-UBI-66},
number = {5},
pages = {1--7},
publisher = {情報処理学会},
abstract = {近年の都市構造の変容と急激なライフスタイルの変化に伴い,人間が屋内で過ごす時間は長時間化し,逆に屋外で直射日光を浴びる時間は年々短くなっている.過度な紫外線の被曝は皮膚癌やシワ,シミの発生可能性を高めるが,一方で適度な紫外線被曝は体内でのビタミン D の生成に必要不可欠である.また,基本的に野菜に含まれていないビタミン D の不足は,カルシウム不足や低カルシウム血症,骨の軟化やうつ病などに繋がる危険性があり,長期的な健康管理において,紫外線被曝量の管理は重要である.しかしながら,紫外線センサを常に携帯することはユーザの負担が大きく,長期的な利用には日常的に計測または推定可能な手法が必要である.そこで本研究では,スマートフォンに搭載された GPS モジュールを用いて,GPS 信号の受信状態から紫外線量を推定する手法の検討を行う.},
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pubstate = {published},
tppubtype = {conference}
}
西山勇毅, 佐々木航, 栄元優作, 本木悠介, 大越匡, 中澤仁, 瀬崎薫
In-the-Wild実験におけるiOS用モバイルセンシングフレームワークの性能評価 Conference
電子情報通信学会技術研究報告: 信学技報, 119 (477), ライフインテリジェンスとオフィス情報システム(LOIS) 電子情報通信学会, 大濱信泉記念館(石垣島), 2020, ISSN: 0913-5685.
@conference{Nishiyama2020_LOIS,
title = {In-the-Wild実験におけるiOS用モバイルセンシングフレームワークの性能評価},
author = {西山勇毅 and 佐々木航 and 栄元優作 and 本木悠介 and 大越匡 and 中澤仁 and 瀬崎薫},
url = {https://www.ieice.org/ken/index/ieice-techrep-119-477.html},
issn = {0913-5685},
year = {2020},
date = {2020-03-11},
urldate = {2020-03-11},
booktitle = {電子情報通信学会技術研究報告: 信学技報},
volume = {119},
number = {477},
pages = {127-132},
publisher = {電子情報通信学会},
address = {大濱信泉記念館(石垣島)},
organization = {ライフインテリジェンスとオフィス情報システム(LOIS)},
abstract = {ユーザの携帯端末より収集したセンサデータを用いて,人や集団・空間の状態を理解するモバイルセンシングは,情報科学だけでなく社会科学や公衆衛生など様々な分野で利用されている.モバイルセンシングを容易に実現するツールは多数提案されており,それらは研究室内実験など「コントール環境」での性能評価は行われている.しかし,実際の被験者にシステムを配布し実験を行う「In-the-Wild環境」における性能評価は行われていない.特にAndroidに比べiOSは制約が多く,制約を無視した設定はデータ収集率の低下を招くため,適切な設定を明らかにする必要がある.
そこで本研究では,iOS用モバイルセンシングフレームワーク(it AWARE-iOS)を用いて,1週間のIn-the-Wild環境実験を10人の被験者を対象に行い,その際のit AWARE-iOSのデータ収集性能及びバッテリ消費を評価した.その結果,最も収集率が高い可能性のある設定(ESM+SPN)では,ユーザがit AWARE-iOSを強制終了しない限り95%以上のデータを収集可能であり,平均11.39時間の起動が可能であることが明らかになった.},
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pubstate = {published},
tppubtype = {conference}
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そこで本研究では,iOS用モバイルセンシングフレームワーク(it AWARE-iOS)を用いて,1週間のIn-the-Wild環境実験を10人の被験者を対象に行い,その際のit AWARE-iOSのデータ収集性能及びバッテリ消費を評価した.その結果,最も収集率が高い可能性のある設定(ESM+SPN)では,ユーザがit AWARE-iOSを強制終了しない限り95%以上のデータを収集可能であり,平均11.39時間の起動が可能であることが明らかになった.
栄元優作, 佐々木航, 西山勇毅, 大越匡, 中澤仁
モバイルコンピューティングによるエモーショナル・イーティングの検知 Conference
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム (UBI), 2020 (39), 情報処理学会, 2020, ISSN: 2188-8698.
@conference{eigen2020_ubi65,
title = {モバイルコンピューティングによるエモーショナル・イーティングの検知},
author = {栄元優作 and 佐々木航 and 西山勇毅 and 大越匡 and 中澤仁},
url = {http://id.nii.ac.jp/1001/00203697/},
issn = {2188-8698},
year = {2020},
date = {2020-01-01},
urldate = {2020-01-01},
booktitle = {研究報告ユビキタスコンピューティングシステム (UBI)},
volume = {2020},
number = {39},
pages = {1--8},
publisher = {情報処理学会},
abstract = {ストレスや感情の変化に左右された食行動はエモーショナル・イーティングと呼ばれる.エモーショナル・イーティングが発生する原因として,ストレスや生活習慣の乱れによる自律神経やホルモンバランスの乱れがあげられる.したがって,自律神経の活性度やホルモン分泌量を継続して観察・分析することで,エモーショナル・イーティングの発生を予期することが可能である.しかし,それらの計測には特殊な生体センサが必要であり,また長時間の使用は負担が大きい.本研究では,ユーザが日常的に利用しており,かつ利用者の行動パターンの特徴が表れるスマートフォンのセンサ情報と機械学習を組み合わせることで,エモーショナルイーティングの検知に取り組む.そして,スマートフォンのセンサデータと食生活データを収集する SEED システムを構築し,収集データからエモーショナル・イーティングを検知する機械学習モデルを作成した.本システムを用いて 60 人の被験者から 28 日間のデータを収集したところ,87.5% の精度でエモーショナル・イーティングを検知することに成功した.},
keywords = {},
pubstate = {published},
tppubtype = {conference}
}
Book Chapters
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