概要
AED Hunterは、ゲーミフィケーションを用いた位置情報ベースのモバイルアプリケーションで、実環境でのAED(自動体外式除細動器)回収の調査と改善を目指しています。心停止時の迅速なAED回収には市民のAED設置場所への認知が不可欠ですが、多くの市民は近隣のAED設置場所を把握していません。


アプローチ
- ゲーミフィケーション: AED回収を冒険的な体験に変換し、ユーザの繰り返しの参加を促進
- シミュレーションベースの調査: 実際の歩行者ネットワーク上で様々なシナリオのAED回収をシミュレーションし、回収効率向上の鍵となる要素を特定
- 半教師あり分類: AED回収タスク中のモバイルデバイス利用パターンを検出し、ユーザ行動を理解
結果
- 繰り返しのインタラクションにより、ユーザのAED探索に対する自信と意欲が有意に向上
- シミュレーション分析によりゲーミフィケーションフレームワークの有効性を確認し、効率的なAED回収のための重要な要素を特定
- 位置認識や歩行者ネットワークへの習熟度が回収効率に影響することを明示
意義
AED Hunterは、ゲーミフィケーションを活用したモバイルアプリケーションがAED設置場所の市民認知を効果的に向上させることを実証し、心停止時の回収時間短縮と救命率向上への貢献が期待されます。