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October 20, 2018 Yuuki Nishiyama 0 Comments

フィンランドでは、アイスホッケーが最も熱いスポーツらしいと言うことで、相部屋の博士学生と初観戦に行って来ました!フィンランドのナショナルチームは、オリンピック・W杯でも常に上位にいる程レベルが高いそうです。 そして何とOuluには、Ouluを拠点にするOulun Kärpätというプロチームがあって、かなり強い(去年の優勝チーム)。アリーナもOuluの中心街から徒歩で行ける距離(駅の反対側)にあります。 チケットはここから買える(約30ユーロ)。 アリーナの外観。少し遅れて行ったの、外には誰も居ない。 通路も同じく。入り口には一応セキュリティーの人が居て、相棒は「弁当箱が危険」だと指摘されて回収(と言うより、入り口に放置して、帰りに各自回収。。平和過ぎるよ笑)されていた。 席に到着!結構人が多い! インターミッション(15分間の休憩時間)に記念撮影 パックの動きが速すぎて追えない(笑)壁を使ってパスをするのは斬新。そして審判がかなりハードワーク。ちなみに”金のヘルメットの選手”がそのチームの得点王らしい。 インターミッションで売店へ。「ソーセージがオススメ」と言われて食べてみたけど、味は微妙だった(笑) 噂のソーセージ 試合終了。この日は、試合終了間際にOulun Kärpätが1点決めて、見事に勝ちました! 細かいルールは分からなかったですが、激しくスピード感のあるプレーが多く、エキサイティングで楽しい時間でした!時間を見つけてまた観戦に行こうと思います。 以上、Ouluでの初アイスホッケー観戦でした。次回はフィンランド野球も観戦(プレー?)できたらなと思っています。

October 16, 2018 Yuuki Nishiyama 0 Comments

10月8-12日にシンガポールで開催された、ユビキタスコンピューティング分野のトップカンファレンスであるUbiComp2018に参加したのでその報告。 今回は併設ワークショップ(UBIQUITOUS MOBILE SENSING: BEHAVIOUR, MOOD, AND ENVIRONMENT)のCo-organizerとして参加してきました。デモセッションでは、慶應時代の後輩と共著で執筆したデモ論文も、後輩が発表してくれました。

September 18, 2018 Yuuki Nishiyama 0 Comments

前回の続きでMobileHCI2018の参加報告です。今回は、自分の発表内容について。 デモ&ポスター会場 デモ&ポスターセッションは、初日のレセプション(会議の歓迎会)中に行われました。レセプションでは、ワインやタパスなどがふるまわれ、ザ・スペインと言った感じ。写真は、会場の全体像とタパス。一つの発表に付き一つブースが割り当てられ、そこで発表を行います。 自分のブースはこんな感じ。 Best Demo & Postor Awardは、参加者の方々の投票で決まるので「投票忘れないでね!」との看板が!各自3票持っており、それぞれ好きなデモに投票する仕組み。投票箱の写真も撮影しとけば良かった。。。 発表内容 前置きが長くなりましたが、発表内容について。今回は、慶應時代から研究を続けているSenbayというセンシングプラットフォームの発表を行いました。以下はプラットフォームのデモ動画です。  Yuuki Nishiyama, Anind K. Dey, Denzil Ferreira, Takuro Yonezawa, and Jin Nakazawa. 2018. Senbay: a platform for instantly capturing, integrating, and restreaming of synchronized multiple sensor-data streams. In Proceedings of the 20th International Conference on Human-Computer Interaction with Mobile Devices and Services Adjunct (MobileHCI ’18). ACM, New York, NY, USA, 291-291. DOI: https://doi.org/10.1145/3236112.3236154 Senbayは、スマートフォンで映像を撮影しながら、リアルタイムに映像にセンサデータ(位置情報やモーションセンサ、外部の無線センサ)を二次元コードとして埋め込むプラットフォームです。二次元コードを読むだけで、映像と同期したセンサデータを取得できるので、例えば、映像の拡張(振動のフォードバック)や、旅行/イベントの記録/共有、機械学習のデータセット収集での利用を想定しています。(Senbayの詳細はこちらへ) 今回の発表では、動画に二次元コードを埋め込む「Senbay Camera」と、二次元コードをセンサデータに再変換・配送する「Senbay Reader」「Senbay Studio」を使ったデモを行いました。その場でSenbay Cameraを使って二次元コードがリアルタイムに埋め込まれることをデモし、その後、Senbay Reader & Studioでデータ取り出し可能なことをデモしました。   これまで世界中で撮影した映像(スポーツや旅行、実験のデータセットなど)は、YouTube(Senbay Channel)にアップしているので、是非ご覧ください!またアプリは、AppStoreからダウンロード可能です。 [Senbay Camera] [Senbay Camera Pro] [Senbay Reader] [Senbay Studio]   Senbay Camera & Senbay Reader Senbay Studio 結果 デモが派手だったこともあり、多くの方にプラットフォームを見ていただき、フィードバックもいただきました!やはり動くQRコードに皆さん気になるみたい。GoogleのYouTubeチームの方も興味持ってくれたのは嬉しい収穫。「ライブラリ版」と「Android版」のリクエストが多かったので、何とか実現したいと思います。(ライブラリ版は、ほぼ完成しているので、近々リリース予定) 投票の結果、残念ながらBest Demo Awardでは無かったですが、Honorable Mention Awardに選んでいただきました!!!継続は力なりで、3年間以上、地道(ほぼ趣味の域)に開発し続けた成果がやっと少し身を結びました。 何はともあれ、Dr. Denzil Ferreira(オウル大学)とProf. Anind K. Dey(ワシントン大学)と共著で論文を執筆できたことは、かなり大きな経験になりました。プラットフォーム系の論文は、論文誌・国際学会フルペーパーに通すのが難しくかなり苦労していますが、何とか論文誌 or 国際学会フルペーパーまで繋げたいと思います!

September 17, 2018 Yuuki Nishiyama 0 Comments

9月3-6日にスペイン・バルセロナで開催された ACM MobileHCI 2018 に参加してきたのでその報告。 MobileHCIとは Conference on Human-Computer Interaction with Mobile Devices and Services (MobileHCI) は、その名の通りモバイル端末とサービス間における人間とコンピューターのインタクラションについての会議です。ACM(Association for Computing Machinery)SIGCHIにサポートされており、今回で20回目の開催(詳しくはこちら)。オープン二ングでは、20年前との変化についても触れられていました。会場は、Pompeu Fabra Universityで、有名なサクラダファミリアに徒歩で行ける、バルセロナのど真ん中にある大学です。 これまでもMobileHCIで発表された論文はチェックしていましたが、学会自体に参加したことは無かったので、非常に楽しみにしていた会議の一つです。今回はデモセッションにてSenbayと言うセンシングプラットフォームを発表してきました。(そしてなんと、Honorable Mention Awardを受賞!) [発表論文] Yuuki Nishiyama, Anind K. Dey, Denzil Ferreira, Takuro Yonezawa, and Jin Nakazawa. 2018. Senbay: a platform for instantly capturing, integrating, and restreaming of synchronized multiple sensor-data streams. In Proceedings of the 20th International Conference on Human-Computer Interaction with Mobile Devices and Services Adjunct (MobileHCI ’18). ACM, New York, NY, USA, 291-291. DOI: https://doi.org/10.1145/3236112.3236154 プログラム 一日目:Workshops 二日目:Opening + Keynote1 + Session1-5 + Demos&Posters 三日目:Session6-10 + Panel + Conference Dinner 四日目:Session11-12 + Keynote2 Opening メイン会場の風景。 今年は、218本の論文投稿があり、50本がアクセプト。採択率は23.4%。 1998年と2018年の投稿論文から作成したタグクラウドを比較。SmartphoneやVR、ARなど20年前には存在しなかったモノが登場している。 国別に参加者を見ると、アメリカ・イギリス・ドイツ・韓国が多く、その次に日本、スペイン、フィンランド。日本からも北海道大学とYahoo Japan、同志社大学のチームが発表に来ていました。   Keynote 1 Keynote一人目は、Prof. James A. Landay。スタンフォード大学の教授で、私がよく論文を引用するDr. Sunny Consolvoの師匠。モバイルデバイス…

September 16, 2018 Yuuki Nishiyama 0 Comments

現在所属しているオウル大学、Center for Ubiquitous Computingの紹介。 Center for Ubiquitous Computing は、オウル大学 Faculty of Information Technology and Electrical Engineering(直訳すると電子工学・情報技術学部)の中にあるラボです。現在、3人の教授陣と、5人のSenior Research Fellows(任期付きの助手ぐらいのポジション?)、自分も含めて8人のポスドク、11人のPhD学生、10名のRA(修士学生)が所属している大学内のラボとしてはかなり大きな組織です。(所属メンバーの詳細はこちら) ラボは非常に国際的で、EU各国はもちろんのこと、アフリカ・南米・アジアから多くの研究者が集まっています。ラボの入り口にある世界地図には、ラボ所属者の出身地にピンが刺しています。フィンランド人も所属していますが、母国語がフィンランド語以外の人が半分以上なので、ラボでのコミュニケーションは基本的に英語です。 研究分野は、 Digital Health Edge Computing Social Media Civic Engagement Internet of Things Natural Language Processing 3D Printing Digital Fabrication Augmented, Virtual Mixed Reality Mobile Computing / Human-Computer Interaction 5G/6G Artificial Intelligence などなど、かなり幅広い分野を対象にしています。 その中でも私は、Dr. Denzil Ferreira がリードするMobile Computing / Human-Computer InteractionやDigital Healthが対象の研究チームに所属しています。彼の博士論文では、AWAREと言うオープンソースのモバイル・IoTセンシング基盤(クライアントとサーバサイドの両方)を開発しており、その基盤をうまく活用したセンシングとその計測データを用いた問題解決を軸に研究しています。特に最近は、医療機関と共同でヘルスケア・予防医療・介護サポート系の研究に力を入れています。(日本と同じくフィンランド社会でも少子高齢化は大きな社会問題になっており、研究分野的にその辺りの研究テーマは重要視されているみたいです。) 具体的には、以下のようなプロジェクトが、Academy of Finland(フィンランドの文部科学省)のサポートを受けて研究しています。 SENSATE: Entropy-AWARE Instrumentation for Just-In-Time Anomalous Human Behaviour Interventions STOP: Sentient Tracking Of Parkinson’s CARE: Context-awareness for Elderly Care   私自身の博士研究で必要だった、AWAREのiOS版クライアント(日本では約7割がiOSユーザなので)を開発したのが、私と彼との初めの繋がりです。それ以降、彼のプロジェクトにiOS版の開発者など様々な形でコミットしていた経緯もあり、今回ポスドクとして彼と働く事になりました。ちなみに、日本の大学で博士を取ってから、Center for Ubiquitous Computingに長期でポスドクとして働く人は、私が初らしいです(…責任重大!)。詳しい経緯は次回以降に書こうと思います! Center for Ubiquitous Computingのラボメンバーは、トップカンファレンスやACM/IEEEの論文誌にも積極的に投稿しており、研究のレベルは高い印象。この環境を生かせるかは自分次第。頑張れ俺!